これは、「株価は全ての情報を織り込んだ適正な価格である」という効率的市場仮説にもとづいた考え方です。
投資に関する情報は今日、だれでも容易に入手可能(特に大企業に関して)なため、差別化が難しく、長期にわたって優れた運用成績を維持し続けるのは難しくなります。
比較的まだ効率的ではない市場(例えば新興国市場、小型株市場)もありますが、そのような市場への投資には、調査費用などで更に高いコストがかかる傾向があります。
当然、長期間にわたって市場平均より高い運用収益を勝ち取っているアクティブ・ファンドもあります。
ただこのようなケースはごく例外的なものです。
現在優秀な成績をおさめているファンドがしばらくするとごく平均的な成績のファンドになってしまうことはよくあります。
長期間での運用実績を比較すると、ごく一般的なインデックス・ファンドがそのカテゴリーにおける多くのアクティブ・ファンドの運用収益を上回っているという米国での調査結果もあります。
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[ 2011/03/24 23:16 | 投資 ]